2004年05月16日

It’s a small world.

Posted by 片岡 忠彦

「新学期」でも触れましたが、早稲田MOTにも新入生が入学してきました。ただ、彼らの多くはこの春学期には必須基礎科目を多く受講するため、一年生と二年生とが同じ授業を受講する機会は意外に少ないですね。

ところで早稲田MOTに、新たに二人の弁理士さんが入学されました。僕はMOT入学以前から、お二人ともよく知っていましたので、「世間は狭いなぁ」と感じます。
そういえば、この徒然日記を書いている鈴木さんとも以前からよくお会いしていますね。もっと言えば、鈴木さんが「トシ議長」としてパソコン通信(死語!?)でご活躍の頃(10年以上前)から、鈴木さんのことは(一方的に)存じ上げておりました(^^ゞ。
いやー、世間は狭い。

他にも、以前私が特許出願を担当した件の発明者の方が同じく早稲田MOTに入学されていました。これまで出願の打ち合わせで何度かお会いしているのですが、さすがにお互い「まさかこんなところで」と思っており、初めはチラチラ様子を伺い、二人の間に数秒間微妙な空気が流れた後、「あーッ、こんにちはぁ!」となりました。

ほんと、世間は狭いですね。

2004年05月15日

新学期

Posted by 片岡 忠彦

(「新学期」というタイトルは時期的に不適当か?)

新学期になり、早稲田MOTにも新入生が入学してきたわけですが、もともと社会人向けの大学院ですから「新入生」といっても年齢も様々で、通常の新入生にありがちな「初々しさ感」とは無縁です。
とはいっても、教室内の見慣れない顔ぶれに、MOTに入学してからもう一年以上経ったことを実感してしまいます。

思い起こせば一昨年の冬、「知財+○○」の○○を学ぼうとMOTプログラムへの入学を決意したわけですが、それから一年以上経って、実際、○○部分に対応する知識として、経営戦略、財務、会計、マーケティング、統計、製品開発、技術経営、アントレプレヌールなどなど、入学前には縁もゆかりもなかった各分野の知識を得ました。
限られたリソースの中で、必ずしも十分な知識を得たわけではありませんが(そして、誇れるような成績からは程遠いですが(^^ゞ)、それでも得たものは大きかったと感じています。

しかしながら、一年が経ってつくづく思うのは、○○の知識を得るのは比較的簡単だけど、「知財+○○」の「+」の部分を突き詰めるのはホントに難しいということです。
例えば、「知財+経営」の「+」ってなに?そもそも経営に対する知財の寄与ってなに?経営戦略と知財戦略との関係は?寄与が高いのはどんな場合?低いのは?企業の内部の環境も、外部の環境もまちまちなので、なかなかその振る舞いに規則性を見出すことができません。
また「経営戦略、研究開発戦略、知財戦略、これら三位一体の戦略が…」なんてお題目をちょっと以前からよく聞きますが、「じゃあ、具体的には?」と問われたときに、それに明確に答えることができるでしょうか?
うーん、ムズカシイ。。。

ただ、きっと世の優れた知財マンは意識的にしろ、無意識的にしろ、この「+」の部分を理解しているのだろうと思います。彼らの思考過程を辿って、知財と○○とを繋ぐ複雑に絡み合った幾本もの糸を少しでも解きほぐすことができれば、わざわざMOTプログラムに通ってまで○○の知識を得た甲斐があったというものです。

でも、「+」の部分は学校で誰かが教えてくれる性質のものじゃなくて、仕事を通じてはじめて体得できるものなんだろうなと思います。

さて、どうなることやら。

2004年05月06日

新入生を迎えて

Posted by 鈴木 俊之

ゴールデンウィークは7連休でしたが、結果的に家の片づけと修論の準備と、あと、
忘れてはいけない休息と(大汗)で終わってしまいました。金曜日、土曜日はしっかり
授業がありましたし。そうこうしているうちに、もうゴールデンウィークが終わってしま
います。ああ、今週土曜日はゼミの発表…。全然準備ができていない(ぐすん)。

さて、タイトルにもあるように、芝浦工大MOTも2期生を迎えることになりました。1期
生は43人もいましたが、2期生は25人と少数精鋭(苦笑)。MOTコースもライバルが
かなり増えましたので、仕方ないですね。まだまだ2期生のそれぞれのプロフィール
を全員知っているわけではないので、なかなかコメントはできませんが、企業経営者、
定年退職者、大学卒業後直ちにMOTコースに入学した人など、なかなか多士済々
のようです。

1期生、2期生が揃ったことで、ある意味で2年コースの通常あるべき姿になったと
言えます。授業は必須科目以外1期生、2期生の別はないので、1期生と2期生とが
同じ教室で机を並べて授業を受けています。必然的に、去年より授業を履修する人数
は増えています。まあ、ちょっと狭いかなぁ、と思いつつも活気のある授業になってい
ます。

2期生を見ていると、1年前の自分を思い出しそうなものですが、現実は修論に追わ
れてそれどころではない、という状態です。1年勉強し、実際に修論のテーマを決め
て資料集めをしている段階ですが、自分が知らないことが次々と出てきて、あたふた
しています。本も片っ端から買ってはおくものの、読む時間を捻出するのが一苦労で
す。そして、日本におけるMOTブームのおかげで、MOT関連の日本語の論文が
大量に出始めていて、これも適宜追いかけないといけない…。勉強する時間は無限に
必要なのでは、とすら思えてきます。

そう言えば、学校の廊下で掲示板を見ていたら、「MOT徒然日記の鈴木さんですよ
ね?」と2期生の方に声を掛けられました。ちゃんと見ている人がいるんですね。何と
なく恥ずかしくなってしまいました。もっと真面目なことを書かないといけないのかな…。