2003年11月28日

ゼミが決まりました

Posted by 鈴木 俊之

このところ徒然日記の更新が滞っていたのは、ひとえに学生生活が忙しくて
更新する暇がなかったからです(^^ゞ。学生生活自体は非常に順調で、授業と
レポート作成に日々追われています。

後期は、前期にあまり授業を取らなかった反省もあり、若干多めに単位を履修
することにしました。これで、来年度はあまり授業を取らなくても済むだろう、と。
おかげで、平日は週4日、土曜日は朝10時半~夜6時までびっしり授業が並ぶ
ことになりました。当たり前ですが、これでは仕事は残業もほとんどできず、結構
苦しんでいます。現状は職場の理解で何とかなっていますが、ちょっと社会人と
して給料に見合った働きはしてないなぁ、と反省しきりです。

後期になって、ようやく指導教授も決まり、「○○ゼミ」という形でのまとまりも出て
きました。私がお願いした指導教授はベンチャー起業論が専門で、かつては政府
系金融機関で新規事業に対する融資決定等を行っていたそうです。私が希望した
修論テーマは、そのものずばり「ベンチャー企業の知財戦略」です。こう書くと、
「ベンチャー企業に知財戦略なんていらないのでは」あるいは「ベンチャー企業こそ
知財戦略が必要不可欠」と考えられる方がおられると思いますが、私が現在考えて
いる研究計画では、ベンチャー企業において知財戦略が必要な場合もあり、また、
成功のためには知財戦略よりも重要なことは山ほどある、と言う至って当たり前の
結論にする予定でいます。このあたりは、ビジネスIPR+日本知財学会知財ビジネ
ス分科会の今度の勉強会=研究会(12/6)で丹念に議論されるだろうと思ってい
ます(しかし、かく言う私が授業のために出られないのが皮肉と言えば皮肉(T^T))。

「○○ゼミ」と言いましたが、今のところ頻繁に発表会を開く形ではなく、定期的に
意見交換を行う形でゼミが運営されるようです。ただ、後期は指導教授の授業を2コマ
取っていますので、大抵の連絡はこの授業が終わったときに行えるのですが。

ゼミ員は私を含めて5名です。このうち2名がバイオ関係の業務をされているので、
結構バイオ関係の人材が集まりました。と言うのも、指導教授がバイオベンチャー
の現状及び起業形態に精通されている方だからです。最近授業で米国のバイオ
ベンチャーの現状について学ぶ機会がありましたが、なかなか先行きは厳しいなぁ、
という認識を新たにしました。これについては、ちょっと長くなりますのでまた機会が
あったらお話しします。他は電機、通信系系メーカー勤務が3人という色分けです。

これから1年ちょっとかけて修論をまとめるわけですが、自分が通っている大学院
では、社会人大学院生が多いことを考慮して、修論という言い方はせず、「特定課題
研究」という科目にし、学会発表を義務づけず、分量も通常の修論に比べればそれほ
どのボリュームを要求しない、とのことです。とは言え、社会人生活をしながらの研究
生活ですから、それほど簡単ではありません。A4で2~3枚程度のレポートを書く
だけでものすごい時間がかかりますから、実証研究、調査等を行った上での課題
研究レポートを書くにはかなりの時間が必要でしょう。途中経過はこの徒然日記で
ぼちぼちご紹介しますので、あまり期待せずにお待ちください。