ご無沙汰をしています。修士論文の準備やら、仕事の都合やらで全然時間が
取れず、この徒然日記も更新を怠ってしまいました。期待されていた方がいま
したら、申し訳なかったです。
そんな忙しい毎日ですが、去年に引き続き、日本知財学会の
学術研究発表会で発表してきました。題名は、「企業のための定量的
知的財産戦略の提案(その2)」です。ちょっと偉そうな題名ですが、要は、
去年の発表で、事業ポートフォリオと知財戦略との間に一定の関係が認め
られることを言いましたので、今年はその発展形についてお話ししました。
去年の研究発表では、あまりに突拍子もないことを言ったと思われたのか、
ほとんど質問もなく寂しい思いをしましたが、今年は会場の皆さんから
活発な質問があり、私個人としては進歩があったと思っています。
ご存じの方も多いと思いますが、日本知財学会に参加され、また、発表されて
いる方のバックグラウンドは非常に多様です。実際に産学連携の活動をされ
ている方、産学連携はいかにあるべきかを研究されている方、知的財産法の
研究をされている方、企業で実際に知的財産管理を行っている方…それぞれ
にテーマに関するアプローチが相当違いますので、予稿集に書いてある内容
もそうですが、それ以上に方法論が随分違うので見聞きしていても面白いで
す。
ただ、MOTあるいは経営戦略の方法論を使った発表はまだまだ少なかった
です。この点は、自分も頑張って引き続き研究及び発表をしなければ…と
身の引き締まる思いがしました。
それにしても、土曜日は授業があったので、授業の途中抜け出して発表をし、
発表が終わったらとんぼ返りで授業に出、さらに、学会の懇親会に行くために
再度学会会場に行く、というものすごい生活でした。当然、その後はパテント
サロンのオープンハウスに(^^)。久しぶりに、片岡さんにも会えました。