2004年07月11日

知財学会で発表してきました

Posted by 鈴木 俊之

ご無沙汰をしています。修士論文の準備やら、仕事の都合やらで全然時間が
取れず、この徒然日記も更新を怠ってしまいました。期待されていた方がいま
したら、申し訳なかったです。

そんな忙しい毎日ですが、去年に引き続き、日本知財学会
学術研究発表会で発表してきました。題名は、「企業のための定量的
知的財産戦略の提案(その2)」です。ちょっと偉そうな題名ですが、要は、
去年の発表で、事業ポートフォリオと知財戦略との間に一定の関係が認め
られることを言いましたので、今年はその発展形についてお話ししました。

去年の研究発表では、あまりに突拍子もないことを言ったと思われたのか、
ほとんど質問もなく寂しい思いをしましたが、今年は会場の皆さんから
活発な質問があり、私個人としては進歩があったと思っています。

ご存じの方も多いと思いますが、日本知財学会に参加され、また、発表されて
いる方のバックグラウンドは非常に多様です。実際に産学連携の活動をされ
ている方、産学連携はいかにあるべきかを研究されている方、知的財産法の
研究をされている方、企業で実際に知的財産管理を行っている方…それぞれ
にテーマに関するアプローチが相当違いますので、予稿集に書いてある内容
もそうですが、それ以上に方法論が随分違うので見聞きしていても面白いで
す。

ただ、MOTあるいは経営戦略の方法論を使った発表はまだまだ少なかった
です。この点は、自分も頑張って引き続き研究及び発表をしなければ…と
身の引き締まる思いがしました。

それにしても、土曜日は授業があったので、授業の途中抜け出して発表をし、
発表が終わったらとんぼ返りで授業に出、さらに、学会の懇親会に行くために
再度学会会場に行く、というものすごい生活でした。当然、その後はパテント
サロンのオープンハウスに(^^)。久しぶりに、片岡さんにも会えました。

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