MOT徒然日記を書いているせいで、私が早稲田MOTに通っていることを知った人からたまに「大学でなにやっているの?」と聞かれることがある。それはたいがい、飲み会の席や、なんかの勉強会の後のたわいもない会話の一部として「チラッ」と聞かれるのだが、これを一言で説明するのは難しい。そこで、つい「いや、まあ、いろいろと。。。」とごまかしてしまうことが多い。
実際、授業科目は多岐にわたっており、これらを上位概念化して「これこれ」というのは、難しい。例えば、これまでの受講した科目は、マネジメントゲーム、統計、組織と人材、アントレプレヌールシップ、マーケティング、技術と経営、会計と管理、経営と戦略、情報とシステム思考、新商品開発、生産経営システム設計、プロダクション・アンド・オペレーションズ・マネジメント、生産における投資意思決定、先端技術政策とマネジメント、知識経営のマネジメント、グローバル・テクノロジ・マネジメント、バイオマネジメント、リスクマネジメントである。
またゼミで扱った書籍は、イノベーションダイナミクス、イノベーションのジレンマ、成功する新製品開発、中央研究所の時代の終焉、競争戦略のダイナミクスなどである。
このような早稲田MOTでの一年で確かに今まで知らなかった知識を得た感触はあるが、さて、これから、事業戦略、研究開発戦略と知財戦略との関係を解きほぐすこと、その糸口を見つけること、これが二年目、あるいは今後の大きな課題となる。