2003年08月18日

MOTコースに通う動機

Posted by 鈴木 俊之

MOTコースもつかの間の夏休み、ということでのんびりしていたいところですが、そうなると
たまっていた仕事を処理するために結構残業だらけで、結局帰宅時間はMOTコースに通学
しているときとあまり変わりません。ただ、自分が通っているMOTコースは土曜日にかなり
集中した講義があるので、土曜日に学校に行かないでいいと思うだけでも随分と精神的に
楽になります(寝坊をしていいというのは二次的効果にしておきましょう(汗))。

この間、課外授業と言うことで、非常勤講師をされている方の勤務先にお邪魔して、発表を
してきました。発表内容は、「自分が現在やろうとしていること、あるいはやろうと考えている
こと」というもので、ベンチャー起業を前提としたビジネスプランの発表から自分自身のライフ
プラン(転職を含む!)の発表まで多岐にわたっていました。ただ、起業を前提とした発表は
どちらかというと少数派でした。

自分が通っているMOTコースは大企業の社員の人が多いせいか(しかし会社派遣はあり
ません)、ベンチャー起業を目標としている人は少数派です。一方で、色々な人と話してい
ると、MOT=ベンチャー起業という考え方をしている人もいて、そう言う方からすると今自分
が通っているMOTコースの学生は生ぬるいのかもしれません。

とは言うものの、MOT第1期生になろう、しかも会社からの補助もなく自費で数百万円の
学費を払って通おうとする人たちですから、ベンチャー起業をするしないにかかわらず、
やる気にあふれた人たちばかりで、それなりに自分なりの問題意識を鋭く持っています。
共通項をあえて探すとすれば、「今の日本、そして企業経営を自分の手で何とかしたい」
というところでしょうか。そして、理系の学問をベースとする人間にとっては、技術経営が
一番身近であり、しかも何とかしたいものだということです。

MOTコースが無事終了したあと、第1期生が入学当時に抱いていた動機に直接結びつく
ような業務に従事できるかどうかの保証はありません。しかし、少なくとも自己改革はでき
ていると思うので、志を持った卒業生が社会に戻ることで社会がちょっとでも変われば、
第1期生の使命は十分果たせるように思います。つまりは自分たちの頑張り次第、という
ことで…使命は重いです。

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