2005年03月29日

僕も無事修了しました。

Posted by 片岡 忠彦

先週の金曜日(3月25日)早稲田で学位記授与式がありました。
でも、普通に仕事していて式には出席しませんでした。
結局、入学式にも卒業式にも出席せず、一度も「都の西北」を歌うことなく早稲田を卒業してしまいました。
ごめんなさい>大隈重信。ごめんなさい>早稲田OBの鈴木さん。

土曜日に各種手続を兼ねて大学院事務局を訪れ、学長ではなく事務局員の方から(もちろん握手もなく)学位記を受領しました。
これで僕も無事大学院を修了です。

家に帰ってしみじみと学位記を見ると、むむ?何故か見覚えがあります。
思い出して机の中をごそごそ探すと、あっ、やっぱり出てきました。
「修了証書 早稲田大学」
「貴殿は、先端科学技術分野に関する弁理士の専門的能力の向上を目的とし開設された、平成14年度後期早稲田大学・日本弁理士会先端科学技術研修・情報工学研修コースを修了したことを証します。」

これで僕は、白井総長から修了証書と学位記との両方を受領したことになります。
おー!しかも、学位記の方が修了証書よりも小さい!

いいんです。学位記は小さくても、その感慨は大きい。
とりあえず修了できてよかった。

2005年03月28日

ゼミ合宿

Posted by 片岡 忠彦

3月4日(金)、5日(土)とゼミ合宿がありました(4日は休暇をとりました)。
今年は群馬のスバル工場とサントリー工場を訪れ、製造現場を見学しました。
ちなみに、去年は筑波の産総研と山之内製薬筑波研究センターを訪れ、研究開発の現場を見学しました。

スバルビジターセンター
ここでは、工場内でレガシー、インプレッサ、フォレスターの製造ラインを見学しました。
案内係の女性相手に、各ゼミ員は「工員の歩数多いんじゃない?」「あの方は単能工?多能工?」「部品の在庫多いんじゃない?」等と厳しいツッコミ・質問を入れてました。

サントリー利根川ビール工場
ここでは、ビールの製造ラインを見学しました。
同じ製造ラインを使って、各種ビール・発泡酒を造るんだそうです。
(生産スケジュールや稼働率の調整が難しそうです)
工場見学後にご馳走になった出来立てモルツはホントに旨かったです。
感激して、モルツ4本セット(赤城山水系・丹沢水系・天王山京都西山水系・南阿蘇外輪山水系)をお土産に買いましたが、こちらはいつものモルツでした。

夜は、
お風呂の楽しみがのぞきではなく、温泉療養、
おつまみがスナック菓子ではなく、するめ、チーズ系、
観るビデオがアダルトではなく、「プロジェクトX」や「バトルオブシリコンバレー」、
(プロジェクタ、DVD、PC持ち込み、シーツをスクリーンに上映会)
消灯後、布団の中から聞こえるのが暴露トークではなく、イビキの合唱、
などの点がいかにも「社会人大学院生」の合宿でありました。


2005年03月24日

無事修了しました

Posted by 鈴木 俊之

先週の金曜日(3月18日)、大学院の学位記授与式があり、学長(江崎玲於
奈先生です)から一人一人握手をしていただいて学位記を受領しました。これ
で無事MOT大学院を修了です。

家に帰ってしみじみと学位記を見ると感慨深いものがあります。「技術経営修
士」…実績のない学位ですから、この価値を高めるのもそれなりにするのも
修了した自分たちの肩に掛かっているわけです。結構責任が重いですね。

当面残された作業は、5月の日本知財学会で修士論文の一部を発表するこ
とと、どこか掲載してくれるところに「MOT大学院を修了して」といった原稿を
投稿することくらいでしょうか。あ、そうそう。買ったまま積んである本を読まな
くては(^_^;。最後のが一番大変ですね。

2005年02月12日

最終審査終わりました

Posted by 鈴木 俊之

片岡さんも最終審査が終わったようですが、私の方も昨日、最終審査が
終わりました(^^)。私が通っている大学院は、昨日、今日と1期生全員
が20分の持ち時間を使ってプレゼンをする形式でした。出席者は、教
授(専任、非常勤全員)、学内外関係者、そして学生全員という総勢7
~80名にもなろうかという大人数です。この出席者を目の前にしてプ
レゼンをするのはなかなかスリリングです(^_^;。

私のプレゼンは…ま、時間は守りました。時間的には修論の内容全てを
説明するほどはないので、結構インパクトのあるところだけを拾い上げ
て説明しました。内容は、既にお話ししているように、「ベンチャー企
業の特許戦略に関する実証調査」というものです。2つほど実在のベン
チャー企業を取り上げて、これら企業のベンチャー企業の特許戦略及び
経営戦略をケーススタディとして批判的に検討しました。どこかの機会
で皆さんにご紹介できるといいですね。

さて、2日間最終審査に出席し、1期生全員の修論内容を聞くことがで
きたわけです。感想としては、MOTとは非常に多様な内容を含んでい
るんだなぁ、と。技術経営に関する調査をしたもの、私のように実証研
究をしたもの、ビジネスモデルをプレゼンしたもの等々…。全体的にレ
ベルが高く、「う~ん、みんな真面目に研究してたんだね」と感動して
しまいました。

これで、学校の公式行事は修了証授与式だけになってしまいました。本
当にあっという間でしたね。これで一応の勉強の区切りかと思うと、
ちょっと寂しくなります。では。

2005年02月06日

口頭試問が終わりました。

Posted by 片岡 忠彦

2月4日(金)に修士論文についての口頭試問がありました。

「口頭試問の出来によって、修了できなくなる人はいないだろう」とは思うものの、
・突っ込みどころ満載の自分の論文、
(そこを突かれると即死する「秘孔」が論文中いくつも存在する)
・テーマそのものに対する見識不足、
(おいおい。。。)
・口頭試問に対する準備不足、
(その前の週のゼミで口頭試問の模擬演習をする予定が欠席した)
などを考えると、ついネガティブ思考に陥り、
当日の朝、早稲田駅から校舎までの足取りが徐々に重くなります。


口頭試問は、学生一人に対して教官三人(主査一人、副査二人)で行われ、
学生が5分程修士論文の内容を説明した後、
教官と学生との質疑応答が10分程あります。


実際の口頭試問は、主査(指導教官)のフォローも入り、
副査の教官の方々もとてもサポーティブで、大過なく終了しました(たぶん)。


帰りに空を見上げると冬晴れのいい天気でした。
そして、「やっと終わった~」との気持ちがふつふつと湧いてきました。

確か、かつて弁理士試験の口述試験が終わったときもこんな気持ちで霞ヶ関ビルを見上げた気がします。
そのときも、
・突っ込みどころ満載の論文試験答案、
・知的財産法そのものに対する見識不足、
・口述試験に対する準備不足、
を抱えて口述試験に臨んでました。
人はなかなか進歩しないものですね(僕だけ?)。

ただ、MOTプログラムも弁理士試験も、「その後」が大切かなとは思います。
知識は学ぶときよりも、それを使うときが楽しいですから。

#帰りに四谷「わかば」のたいやきを買って、会社(本社)で配りました。
 自分に対するささやかなご褒美とそのおすそ分けです。

2005年01月17日

授業の雰囲気

Posted by 片岡 忠彦

僕の筆不精のせいで、なかなかMOTでの授業の雰囲気を伝えることができなかったので、代わりにそれをかなえる本をご紹介します。

生きた技術経営MOT-プロジェクトマネジャーからのメッセージ-

この本は、
早稲田MOTの長沢先生の授業を、
早稲田MOT長沢ゼミのゼミ生(みな社会人院生)が再現し、掘り下げてまとめたものです。

この授業は、毎回異なる実務家の方を招いてお話をして頂き、その後質疑を行う形式だったのですが、その幾つか、例えば、
NTTドコモの榎氏にiモード事業のお話をして頂いた回や、
富士写真フィルムの岩部氏にデジタルカメラ事業のお話をして頂いた回について、
授業での内容を踏まえて、まとめています。

早稲田MOTの授業の雰囲気を知るにはいい本だと思います。

まだ感慨浅い…

Posted by 片岡 忠彦

いや、ホントお久しぶりの更新になってしまいました。
一応、元気に生きております。

鈴木さんの方は、順調に修論を進められており、今では「感慨深く」そのMOT生活を振り返っておられるようですが、僕の方はまだまだ全然そんな気になれません。

ぎりぎりまで修論のテーマも定まらず、年末年始はずーっとパソコンの前に座って修士論文と格闘していました(大晦日、曙がリングの上に沈んだときも、僕は机の上に沈んでました)。
これ程長期間パソコンに向かい合ったのは生まれて初めてかもしれません。
そして、1月11日の締切日にやっとこさ大学に修士論文を提出しました。

タイトルは、「デジタルカメラの製品競争の進化-性能の供給過剰と競争基盤の変化-」というもので、デジタルカメラの競争基盤が画素数、ズーム機能、コンパクトさを経て、現在は有効な競争基盤が存在しないコモディティになったことをサラーっと、浅ーく書いています。
早稲田MOTの修論は2万五千字以上であること要件なのですが、約3万五千字、図表を入れてA4で50枚になりました。

今は「とにかく出したのは出した」というだけで、まだ感慨深く振り返る段階ではありません。そんな気になったらまた書き込みます。

2005年01月16日

感慨深い…

Posted by 鈴木 俊之

日経キャリアマガジンの記事をご覧になってこちらに来られた方も
おられると思います。更新頻度が非常に遅いので申し訳ありません。ま、
社会人大学院生ですからお許しをm(__)m。

さて、昨日の金曜日で補講が終わりました(補講期間はまだありますが、
私が受けている授業の補講は終わり、ということで)。もう、学校で授業を
受けなくて良いとなると感慨深いものです。あとは、授業のレポートを2
通書いて、さらに、修論の仕上げをして修論発表の資料を作って、そして
修論発表をしたらおしまいです。

2年間を振り返った話は前回の書き込みでしましたから、今日はこれか
らの話をしたいと思います。と言っても、当面は今の職場で頑張る予定
です。どうやって2年間学んだ知識を業務に活かすのか、これを今から
考えます。

まずは、この2年間買い込んでおきながら授業などで全然読めていな
かった経営戦略、MOT関連の本を順番に読んでいこうと思います。
特に、自分が通っていた2年間はある意味でMOTブームの始まりでも
あったので、数多くの本が出版されています。大抵、この種の本はそれ
ほど多くの部数が印刷されるわけではなく、あっという間に本屋から消
えてしまうので、とりあえず買い!とばかりに買い込んでしまいました。
かなりの数の本をどうやって読もうか…(^_^;)ま、時間はたくさんあり
ますね。

2004年12月24日

中間発表終わりました

Posted by 鈴木 俊之

1月に1回毎の書き込みになっていますが、別に狙っているわけではなく、
ひたすら忙しいだけです(^_^;)。

さて、題名にも書いたように、先週の土曜日、無事修論の中間発表を終える
ことができました。結果は…まあ、修了できないという事態は避けられそうで
す(^^)。結構論理的なところを突っ込まれて、その場で反論しているうちに、
「そう言えばこの場は足りないところを注意される場で、反論してはいけない
のだ」と気づき、危うく大論争になるところを思い止まることができました。
どうも、会社で最近あれこれ発表する機会があり、突っ込まれるときちんと
反論する癖がついているもので…。

そうこうしているうちに、学校に行く用事が、補講があと2回、修論の最終提
出、最終確認のゼミなどなど指折り数える程度になってしまいました。あっと
いう間の2年間でしたね、思い起こせば。

当初は新しい知識に触れるのが楽しくてフル回転していましたが、あるところ
から体力と気力が続かなくなり、ちょっとセーブするようになってしまいました。
社会人大学院生の宿命かもしれません。学業に専念するならば、100%の
力を注入できますが、仕事もあり、家庭もあり、その上での勉学ですから、
職場の理解があったとは言え、働かなくて良いと言われるほど優遇はされな
い(当たり前ですね)ですから、勉学に割ける時間は限られてしまいます。
その中でどれだけのことができるか、という発想の転換が必要になります。

しかし、元々自分がMOTに通おうと思った動機が、MOTを学ぶ場所と時間を
確保したい、そして、MOTの知識を体系化された形で学びたい、ということで
したから、その意味で所期の目的は十分達成できたと言えます。MOTという
学問は、企業の中でも実践的に学ぶことはできるでしょうが、会社の考えから
離れて客観的にMOTという学問を見ないと社内のMOTの正当性はわからな
いように思います。

さて、年末年始はできるだけ学業のことを考えず、骨休みすることにします。
とにかく、この数ヶ月間、修論でうなされるような日々でしたから…。

2004年11月19日

修論のメドが…

Posted by 鈴木 俊之

皆さん、お久しぶりです。ここ2ヶ月ほど、修論(特定課題研究)の追い込
みで書き込みが全然できませんでした。社会人大学院の厳しさを改めて
思い知った次第です。平日はやはり長時間研究時間を取ることもできず、
かといって土日のうち土曜日は授業に費やされ、日曜日は家事がそこそ
こ(と言っても買い物とかですが)あって…と言っているうちにどんどん
日にちだけは過ぎてしまい、結構焦りまくりました。

先週の土曜日、ゼミ内の中間発表をようやく終え、あとは12月中旬の学科
内での中間発表に向けての頑張りです。修論はほぼまとまり、結論だけは
書けたのですが、途中、1カ所だけ研究結果が出尽くしていない箇所があり、
そこを埋めればほぼ完了です。内容は、既にお話しした通り、ベンチャー企
業の特許戦略を実証研究したものです。意外とこういった実証調査をした
報告書は世の中に見あたらず、指導教授と「なかなか面白い結果が出ま
したね」という話をしていました。いずれ、どこかの機会で発表ができるとい
いんですが。

学科に提出する報告書はA4で8ページほどです。で、あまり考えずにだ
らだらと書いていたら、文章だけで7ページを超えました(^_^;)。これで図
表が10枚ほどありますので、既に予定ページ数オーバーです。で、さらに
研究結果を追加しますから、相当削らないとダメです。教授には、「勉強だ
からきちんと論文を書いてね」と言われてますから、論文の方は図表をそ
れなりに大きくすると10ページ超のものになりそうです。

授業も残すところ1ヶ月ほどですし、2年間の苦闘も第4コーナーを回った
あたりまで来ました。何とか、実になる成果を出せると良いんですが。